土佐の戦国Data

長宗我部元親伝−第2話

はろー!!!
メイン司会の石田三成です。
長宗我部の方とはあまり縁はありませんが、同じ秀吉様の家臣として お話させていただきまーす。
ではでは、前回に引き続き長宗我部元親公の波乱に満ちた人生を 一緒に語り合ってくれちゃうゲストの紹介デース!!
どうぞ盛親ちゃん!!
いやいやいやいやいやいやぃゃ・・・
どうもー元親の四男で、長宗我部家22代当主の盛親でーす。
今回も父ちゃんの武勇伝を語っちゃいますよー
では冗談はこれくらいにして
今回は四国統一の宿敵。
安芸国虎・一条兼定との決戦でーす。
あれっ、また自己紹介が冗談??
それでは、さっそく資料を読みマース。


本山家を降伏させた元親の次の大敵は安芸地方を拠点とする豪族安芸家でした。
当主の安芸国虎は血気盛んな剛勇の武者として恐れられていました。
ひとまず一条家との関係を良好にする為、元親は弟の親益を人質に出して、安芸家との争いに 手を出さないように手を結びます。
そして、国虎に対して
「和睦(仲直り)の事で再確認したいので、岡豊城まで来て頂戴。」
と書状をおくります。 国虎からしてみれば
「話があるからこっちへ来い!」
と下に見られたも同然な態度に激怒し、戦の準備を 始めます。
1569年、安芸家との大戦が始まりました。
謀略によって安芸地方の小豪族を次々と寝返らせ、八流れの 合戦で両家の主力が激突。
結果は長宗我部軍の圧勝。安芸城を包囲された国虎は、とうとう自害して果てます。
安芸家を滅亡させた元親は土佐東部を手中に納めました。



わぁお。ここでも謀略が光りましたね。
元親さん、相当の戦上手だね。
えっへん!!
その通り、ぼくも八尾の戦いでは!!!
おっと、三成ちゃんは知らないねぇ・・・
・・・
この安芸城には伯父さんの香宗我部親泰が入城して、阿波国攻略の拠点となるんだよ。
へー、親泰さんって外交にも秀でていて、元親さんを助けたんだよね。
素晴らしい武将なんだよねー
そうなのよぉー
もう一人の伯父さん吉良親貞もめちゃくちゃ戦に強かったんだよ。
心強いねー!!
こんなに良い武将が多いのに、なんで・・・

えーと残る敵は西の一条家になったってわけだ。
そそ、三成ちゃん、資料を早く読んじゃって!!
はいはい!


強敵安芸国虎を破った元親の最後の敵は中村地方の一条家でした。
一条家は父国親を養育してくれた恩のある家。安易に攻め入ることはできませんでした。
しかし、土佐統一の前にはどうしても倒さなければならない相手でもあり元親も苦悩します。
そんな元親を見かねた弟の吉良親貞は
「恩義の深い一条家を攻めたことによる天罰はすべて私が受けます。」 と説得します。
その説得もあり、いよいよ元親は一条家征伐を開始する決意を持ちました。



かっこいいいぃいぃぃいいいいいい〜!!
伯父さんかっこいいじゃん、盛親ちゃんよぉ〜!
左近ちゃんみたい!!
左近ちゃん?あー島左近さんのこと。
そうだねー、あまり知らないけど・・・
条件は違うけど山中鹿之助さんみたいじゃない??
「願わくは我に七難八苦を与えよ。」
うーん
親貞さんは鹿ちゃんと同じように主家を思ってたのでしょうかねぇ
はいっ続きです。


元親は吉良親貞に蓮池城を攻めさせると、西へと軍を動かします。
一方の一条家君主の兼定は毎夜のように豪遊し、長宗我部軍に対しての 防衛も行わず、重臣であった土居宗珊を手打ちにしてしまいます。
その愚弄ぶりに嫌気の差した一条家の家臣たちは次々と離散、そのタイミングを逃さなかった元親も謀略を施し、ついに一条兼定は妻の故郷である豊後へと逃亡していきました。



うーん
なんだか「ボンボンちゃん」を絵に描いたみたいな人だったんだね。
元関白の血筋も地に落ちちゃったね。
そうだね。
一条家も決して弱くはなかったんだけどね。
遊びすぎちゃったんだね。
なんだか今○氏○さんみたい・・・
あーねー・・・
ところで土居宗珊って人なんで殺されちゃったの?
土居さんは、知勇剛健の武者で、事実上一条家で一番信頼されていたらしいのね。
そして、人一倍一条家の為に頑張ってたのに、当主兼定が遊びまくってたら・・・
嫌になるよね。
それで、叱ったんだよ
「こらー、遊んでばかりじゃいかーん。」
ってね。
そしたら逆恨みされちゃって自害させられちゃったの。
あっちゃー
そういう話って戦国時代では多いよね。
その家臣の死によって家が大きく傾いちゃってね・・・
まぁそのおかげで、父ちゃんはあまり苦戦せずに中村地方を手に入れられたんだけどね。
もちろん。
謀略が冴え渡ったってのもあるけどね!!
なるほど。
けど土佐の人って謀略に引っかかりすぎのような・・・
さてさて続きをよみますねー


1575年、追放された一条兼定は豊後大友家の後ろ楯もあり、再び挙兵します。
しかし、長宗我部軍は四万十川の合戦で一条軍をなんとか壊滅させ、兼定を伊予に追放させます。
そして、ついに悲願であった土佐統一を果たしました。



くぅー、統一っていいね!!
もちろん残党とかもいただろうけど、大きな勢力がなくなったら統一したことになるよね。
土佐国人全員が認めたわけじゃないだろうけどね。
戦乱の世は力が全てだからねー
ちなみに一条家はこの後も長宗我部家の家臣として残るんだけど、 すったもんだの末、完全に滅亡しちゃうんだよ。
そうなんだぁ・・・


さて、土佐一国を完全に統一した元親公の次のターゲットは ずばり「四国統一」!
次回は四国統一に向けて一気に突き進む「強い!元親」を語りたいと思います。
それでは、またお会いできる事を楽しみにしています。
ばいばーい
もー
また一方的に終わろうとしている。
次回は織田信長などの名前も出てくるのでいっそうすば
ブチン!!
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